秋の七草~薬草としての効能
正月明けに食べる習慣がある春の七草の「七草粥」はすっかりお馴染みですが、それに比べて秋の七草は馴染みが薄いですね。秋の七草は基本的には観賞用として愛でるもので、秋の風情を楽しむものでした。 ただ、食べられない訳ではなく、 […]
秋の七草と春の七草との違い
秋の七草とは、ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの、7つの“花”です。 春の七草は、1月7日にお粥に入れて食べます。地方により七草の内容が異なることもありますが、初物(はつもの)の野菜で栄養を […]
万葉の花々(25)~すすき・をばな・かや(ススキ)~
万葉集 巻十~二一一〇 人皆(ひとみな)は 萩(はぎ)を秋(あき)と言ふ よし我(われ)は 尾花(をばな)が末(うれ)を 秋(あき)とは言(い)はむ 現代語訳:みんなは萩を見て一番秋らしさを感じている […]
万葉の花々(24)~山萩(ヤマハギ・ハギ)~
万葉集 巻十 二一二一 秋風は 日に異(け)に吹きぬ 高円(たかまど)の 野辺(のへ)の秋萩 散らまく惜(お)しも *『万葉集』に萩が登場する歌は一四一首ある。 その数は万葉植物(草木類)の中で最も多い。万葉人は萩を庭に […]
万葉の花々4《 秋の七草・あさがほ (桔梗:ききょう)》
万葉集に登場する「朝顔(あさがほ)」は、私たちが良く知っているあのヒルガオ科のあさがおとは違います。当時は、朝に咲くきれいな花を「朝顔(あさがほ)」と呼んだようです。桔梗(ききょう)、木槿(むくげ)などとする説があります […]
万葉の花々3《秋の七草・なでしこ》
*万葉集第三巻:0408: 「なでしこが その花にもが 朝な朝な 手に取り持ちて 恋ひぬ日なけむ」 現代語訳「あなたが撫子(なでしこ)の花だったらなあ。そうしたら毎朝、手に取って愛でるのに。」大伴家持(おおとものやかもち […]
万葉の花々2(有用植物31)~秋の七草・クズ~
クヌギの大木に絡むクズ クズの花 クズはマメ科つる性の多年草(冬になっても枯れずに越冬し、翌年成長する雑草)。古くから食用や薬用、飼糧として採取さ […]