ハマユウ

和 名 ハマユウ(浜木綿)
花言葉 どこか遠くへ、汚れがない、あなたを信じます、快楽、清潔
英語名 grand crinum lily
別 名 ハマオモト(浜万年青)
分 類 ヒガンバナ科ハマオモト属
原産地 東アジア、南アジア、日本
花 色 紫、薄紫、白色
花 期 6-8月
メ モ 水はけが良く日あたりの良い場所を好み、主に温暖な海浜で見られる(海浜植物)。道ばたや公園、庭に植えられることもある。日本に自生するのは亜種 C. a. var. japonicum (Baker)。宮崎県の県花となっている。

別名のハマオモトは、肉厚で長い葉がオモト(万年青)に似ることから。

花期は夏で、葉の間の真ん中から太くてまっすぐな茎を上に伸ばし、先端に多数の花を散形につける。花序ははじめ苞に包まれ、開花時にはこの苞は下に垂れる。

東アジアから南アジアにかけて温暖な地域に分布する。日本では、房総半島南部、三浦半島、伊豆半島南岸、渥美半島、紀伊半島南岸、四国太平洋岸、山口県南西岸、九州沿岸、壱岐など、主に黒潮に直面した沿岸部の砂丘で自生している。

●万葉集に詠まれた浜木綿
ハマユウの群生地として知られる和歌山県新宮市三輪崎の孔島(くしま)という小さな島には、万葉集に掲載された柿本人麻呂の
「み熊野の浦の浜木綿百重なす心は思へど 直に逢はぬかも」
(葉が幾重にも重なる熊野海岸のハマユウのように、あなたのことを深く深く思っているのに、直接会えないことが残念でならない)
という歌碑が建っています。

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