花と神話~ザクロ

冥界の神ハーデースは、豊穣神デーメーテールの娘ペルセポネーに恋をしました。ある日、ハーデースは花を摘んでいたペルセポネーを略奪して冥界に連れ去ってしまいます。

冥界でハーデースの勧めによりペルセポネーはザクロの実を食べてしまいました。冥界ではそこの食物を食べたものは客として扱われ、そこに留まらなければならない規則になっていたのです。

ペルセポネーは一年の半分を冥界で過すこととなり、その間、豊穣神の母デーメーテールが嘆き悲しむことで冬となり、穀物がまったく育ちませんでした。

しかし、ペルセポネーが戻ると再び花が咲き、木々には実がついたといわれます。

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