トケイソウ

和 名 トケイソウ(時計草)
花言葉 聖なる愛
英語名 Passion flower、Blue crown
別 名 パッションフラワー
梵論葛(ボロンカズラ)
蛇の目草(ジャノメソウ)
分 類 トケイソウ科トケイソウ属
原産地 熱帯アメリカ、オーストラリア、アジア
花 色 紫、白、赤、ピンク、黄色
花 期 5~10月 ※種類によって異なる
メ モ 16世紀、原産地である中南米に派遣されたイエズス会の宣教師たちは、この花をかつてアッシジの聖フランチェスコが夢に見たという「十字架上の花」と信じ、キリスト教の布教に利用した。

彼らによればこの植物はキリストの受難を象徴する形をしており、花の子房柱は十字架、3つに分裂した雌しべが釘、副冠は茨の冠、5枚の花弁と萼は合わせて10人の使徒、巻きひげはムチ、葉は槍であるなどと言われた。

英単語 passion には「情熱」の意味もあるが、この植物の名称での passion は「受難」の意味であって、「情熱」の意味ではない。

パッションフラワーはハーブとして、鎮痛・精神安定・抗痙攣・不眠の緩和・血圧の降下・ヒステリーやノイローゼの緩和・更年期障害など「精神や痛みを静める」働きがあるといわれている。欧州では伝統生薬製剤の欧州指令に従い医薬品ともなっている。

名前の由来

パッションというと「情熱」という意味を思い浮かべますが、トケイソウの別名「パッション」の場合は、「キリストの受難」を意味します。これは、16世紀のローマ・カトリックの司祭たちが、トケイソウの花姿をイエス・キリストが十字架にかけられた姿に見立てたことに由来します。5枚の萼と花びらがキリストの忠実な10人の使徒、副花冠がいばらの冠、5本の雄しべと3本の花柱が十字架を背負ったキリストの姿を表しています。

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