今日の散歩道(232)~ハクサンボク(白山木)

いつも通りすがる道沿いで、遅ればせながら旧家の門裏で見落としていた樹に気が付きました、「ハクサンボク」です。

赤い実の姿が、東北地方でマタギ達のビタミン源として知られている「ガマズミ」にそっくり、ただガマズミは紅葉して落葉しますが、同じ仲間のハクサンボクは常緑樹なので紅葉しません。

ハクサンボクは、日本の固有種でレンプクソウ科、西日本の海岸沿いや林に自生し、赤い実が綺麗なので、庭木としても使われています。 石川県の白山が原産地と誤認されたまま「ハクサン」ボクと、名付けられて訂正されぬままです。

春には星型の白い小花が密集して、アジサイの花の様に盛り上がった花を付け、実は初冬に赤く熟し、毒性は有りませんが酸っぱいので生食には向かず、もっぱら野鳥たちのご馳走になっている様です。 写真の左右に一個づつ、春の開花に向けて生育途上の花芽が写り込んでいるのが解りますかねえ。

 

山仲春男

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