今日の散歩道(231)~ボケ(木瓜)

厳しい放射冷却の朝、大阪としては珍しく氷点下の冷え込みと成り、冷涼な空気が漂っています。

慌て者のボケが早くも蕾を大きく膨らませています、本来の開花時期は3月中旬から4月に掛けてのものですが、道路際のツツジの生垣の中に一株だけ、多分野鳥が放出した糞から発芽して成長したのでしょう。

春の訪れを知らせてくれる花木の一つボケは、バラ科の低木で、日本へは原産地中国から平安時代に渡来したもので、大正時代に突然ボケ栽培がブームとなり、新品種が作出され、今は庭木 生垣 盆栽など広く栽培されています。    写真の株は、蕾の状態からみて「緋の御旗」という品種で朱紅色の大輪一重咲き種だと思われます。

ボケという名前の由来ですが,高齢者がかかるボケとは何の関係も無く、初秋にウリ(瓜)の様な実が成熟するのを「木瓜(もっけ)」と呼んでいたのが、転じて「ボケ」と発音される様に成ったとの説が有力です。

因みに、織田信長は家紋として、ボケの花を使っています。

 

山仲春男

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