今日の散歩道(230)~ヤブツバキ(薮椿)

今朝も厳しい冷え込みです、お寺境内の藪椿が花を付けているのを見つけました。 地面から4メートル余の場所、もう少し鮮明な写りを期待したのですが少々ぼやけて、これがガラケー携帯での撮影の限界です。

藪椿は北海道以外の全国に分布する他、朝鮮半島や中国に自生する照葉樹林の代表的な樹木で、学名は Camellia  japonicaと、日本を表す名前がついています。

開花時期は2~4月で赤い花を付け、日本最古の鑑賞花木の一つで、この藪椿を原種として、江戸期から何種かの園芸品種が作られました。 花が首から落ちるので、縁起が悪いと言われ個人宅での栽培は控える傾向が有った様です。

種子から採れる椿油は、良く知られ食用の他、皮膚や頭髪用、特にお相撲さんの鬢付け油に利用される高価なものです。

子供の頃の春の想い出ですが、雑木林などで椿を見つけると、皆で木によじ登り、花を摘んで微かな甘みのある蜜を吸ったりしたものです。

 山仲春男

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