今日の散歩道(203)~ヒペリカム

何とも言えない愛くるしい赤い実が目を引きつけます、これは江戸時代の中期に日本に渡来し、和名は「オトギリソウ」と呼ばれ、古くから観賞用や薬用として親しまれてきた植物です。

原産地は中国、常緑の低木で夏頃には、良い香りの5弁の黄色の花を咲かせ、最初は小さな薄黄緑の実ですが、それが成長して晩秋にかけて色づき始め、徐々に赤味が増し、寒さにも強く最後に種が熟す頃には、濃いこげ茶色になります。

爽やかな青葉と、その後この様な果実の色の変化も起こり、年間を通して目を楽しませてくれるものです。

薬用として、古来から万能薬として利用されており、乾燥させた茎葉を煎じて薬草茶、葉っぱを揉んで、その液汁を傷口につける外用薬としても使われていたようです。 また果実が赤くなったのを、切り花としても使われます。

 

山仲春男

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