今日の散歩道(68)~エノコログサ~

昨日のホウセンカに続いて、幼少時の夏場での想い出に繋がる野草です。

エノコログサは、夏草を代表するイネ科の野草で、公園 荒れ地 空き地 道路際など身近な場所で見受ける野草です。

子供の頃、小学校への通学途上で、この穂が付いた茎をもって、足音を忍ばせて、前を歩いている人の背後に接近して、首筋にこの穂を撫でつけると、ビックリするその反応が面白くて、他愛もないイタズラをして面白がったものです。

今の子供達も、その様なイタズラ遊びをしているのでしょうか。

また、この花穂を、猫の前で振るわせると、猫がじゃれつくので俗称で「猫じゃらし」とも呼ばれています。

このエノコログサは、アワ(粟)の原種なので食べられます、江戸時代の大飢饉の時に、秋に稔るこの小さな種を集めて空腹の足しにしてたとの話は聞いた事が有りますが、小さな粒なので口に入るようにするには大変な労力だったと思います。

山仲春男

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