今日の散歩道(67)~ホウセンカ~

予報以上に天候が回復、蒸し暑さに加えて、時々強烈な日差しが差し込んでいます。 遅れていたクマ蝉もホンの数匹ですが控えめに鳴き始めました。

所用が有り、いつものルートからそれて、チョット郵便局に立ち寄りし、そこの花壇で昔懐かしい草花に巡り合いました。

小学生の頃は、薄めたインク液に枝を刺し茎が水揚げしているのを観察したり、種から育てて生育状態の観察日記をつけたりで、学校教材として、よく使われた身近な草花でした。

家庭の花壇でも植わっているのを、よく目にしたものでしたが,葉っぱの割に花が地味な為なのか、輸入物の華やかな花にその座を奪われてしまい、最近はホウセンカを目にする機会が殆んど無くなって仕舞いました。

 

ホウセンカは東南アジア原産で、日本には江戸時代初期の頃に移入され、長年に亘り夏の花の代表選手として親しまれてきました。 中国では、花の形が鳳凰が羽ばたく姿になどらえて「鳳仙花」と呼ばれ、そのまま音読みして「ホウセンカ」との和名がついています。

山仲春男

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