今日の散歩道(52)~トネリコ~

隣のマンションの小公園の街路樹がビッシリと、花をつけています、一見すると新緑の若芽で覆い尽くされているかのようです。この後花期が終わって、しばらくすると、豆鞘もしくはプロペラの様な実をつけ、風に吹かれるとカサカサと騒めきの様な音が聞こえる様になります。

このトネリコは日本原産の樹木で、本州中部以北の山野に自生する落葉樹、野球バットの素材などにも利用され、また病気に強く管理も簡単な事から、近年は街路樹として利用されているのを目にする機会が増えました。

和名の由来については、諸説あるようですが、樹皮に付着してる虫が分泌する白蝋を、敷居の溝に塗って滑りを良くするのに利用されたことから、「戸に塗る木(トーニ ヌルキ)」が訛って「トネリコ」と成ったと言うのが、一見それらしく感じます。

山仲春男

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