ヒナゲシ(ポピー)
和 名 | ヒナゲシ | |
花言葉 | 「いたわり」「思いやり」 「心の平静」「慰め」「休息」 「恋の予感」「別れの悲しみ」 |
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英語名 | poppy(ポピー) | |
別 名 | グビジンソウ(虞美人草) アマポーラ、コクリコ |
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分 類 | ケシ科・ケシ属 | |
原産地 | 北アメリカ | |
花 色 | 赤、白、ピンク、オレンジ、黄色 | |
花 期 | 5~6月 | |
メ モ | フランスやポーランドなどの国花として有名
特徴:畑の雑草。耐寒性の一年草で、全体に粗毛が密生し、茎は直立し、草丈50cm - 1m 位になる。葉は互生し、羽状に深い切れ込みがあり、裂片は線状披針形、葉縁は粗歯牙状になる。初夏に花茎を出し、上の方でよく分枝し、茎の先に直径5 - 10 cmの赤・白・ピンクなどの4弁花を開く。現在タネとして売られているものには、八重咲きの品種が多い。ケシやオニゲシに比べるとずっと華奢で、薄い紙で作った造花のようにも見える。ケシとは、毛がないところと、葉に深い切れ込みがない点で相違があり、区別することができる。 利用:生薬名はないが、咲いた花は花柄とともに採取して乾燥したものが生薬になり、咳止めに利用される。ケシにあるような麻薬成分は含まれていない。民間では、乾燥花を1日量2 - 4グラムを、水300 ccで半量になるまで煎じた汁に砂糖を少量加えて、2 - 3回に分けて分服する用法が知られている。 栽培:観賞用のオニゲシとともに栽培してよい種である。土質は選ばないが、排水がよい土地を選ぶ。移植を嫌うので、9月下旬から10月中旬頃に、花壇に直まきする。覆土はタネが見え隠れする程度でよい。かなり細かいタネなので、砂を混ぜて散布し、発芽してきたら間引いて、株間が30 cmくらいになるようにする。 |
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神 話 | 花の女神フローラは、風の神ゼフュルスが自分のことを好きだとばかり思っていたら、実は彼が好きなのは侍女のアネモネだった。これを知って激怒したフローラは、アネモネを花に変えてしまった。このギリシャ神話が花言葉のいわれだが、早春のギリシャの野原では今もアネモネは心地よさそうに風に吹かれている。アネモネと風の切っても切れない絆なのである。 |