今日の散歩道(75)~奈良の田舎で農作業(続)~

昨日奈良の田舎の農作業に出掛けたもう一つの目的は、赤紫蘇の収穫でした。

毎年友人達からの依頼も含めると、可成りの量の梅干しを漬け込んでいます、6月中旬過ぎに、紅南高梅という香り高い梅の実を、海水塩と焼酎で先行して漬け込んでいます。

その後、徐々に梅酢液が出て来て、そこに灰汁抜きした赤紫蘇を添加して香りと色を整えます。

赤紫蘇は私の幼少の頃から、長年にわたり畑に芽生えて育っているのですが、晩秋に種が実っている茎を切り取り、玉葱栽培予定の場所に置いておくと種が自然に落下します。

玉葱を栽培している畝に、落下していた赤紫蘇が芽生えてきます、玉葱を収穫する6月中旬には赤紫蘇苗は10センチ弱に伸びているのを玉葱収穫後の畝にそのまま放置しておくと、一か月後には写真の状態まで成長、その穂先を摘み取って持ち帰り、葉っぱをむしって水洗い、塩揉みして灰汁をだして、これを漬け込んでいた梅に合流させます。

尚、先端を摘み取られた赤紫蘇株は、そのまま放置しておくと翌年に向けての種に成る訳です。

持ち帰った赤紫蘇の穂先を昨夜テレビを横目で観ながら、葉っぱをむしりました、全く農薬を使っていないので、ウネウネ虫が2種類、その虫を食べる為なのか蜘蛛も混じって脱走しそのあたりを這いまわるので、一緒に作業してた家内は大騒ぎ。

欲張って沢山持ち帰り過ぎて、葉っぱをむしるだけで昨夜は3時間もかかり時間切れ。

今日は残った塩揉み作業をやる予定です。

比較的虫の食い跡が少ない穂先を選んで、摘み取ったのを実際にみると食い跡の無い葉っぱは皆無、お店の店頭に並んで居る大葉や赤紫蘇は虫の食い跡は皆無、これが農薬の効果なのでしょう。

今日の作業が終われば、残る梅干し工程は土用干しだけとなります、今年も美味しい(塩分多めの)梅干しが出来上りそうです。

山仲春男

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