今日の散歩道(180)~ナンテン

季節が進み、こんなに植わっていたのかと驚くほど各所で、実が赤く色着いたナンテンを目にします。

ナンテンはメギ科の常緑低木で、原産地は中国、日本では「難(なん)を転(てん)じて、福をなす⇒なんてん」との諺に基づき鬼門除けの目的と縁起物として、庭木として植えられる事が多い。

関東以西の山林に自生して、初夏に房状の白い小さな花を咲かせ、寒さがつのる時期に合わせて、この様に真っ赤に色づいてきます。 赤い果実は野鳥に食べられ、糞として各所に放出され、それが思わぬ所で芽生えています。

葉っぱは食品の防腐目的と彩りとして、料理にあしらわれる事が多く、実は薬効が知られのど飴の原料に使われています。 また茎は長寿箸の材料として加工され、私も何かの折に貰ったものを使っています。

正月用の門松や生け花にも使われれ、まさに良いことずくめの樹木で、花言葉は「福を成す」との事です。

目新しい花を、探しながら歩いてますが、目に入って来るのは夏の花の名残ばかり、今日から少しの間、木の実を紹介して幕繋ぎしようかと思っています。

山仲春男

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