今日の散歩道(129)~ナデシコ(秋の七草 7-6)

(秋の七草 7-6)ナデシコ捜索には本当に苦労しました、世界には約300種分布する多年草で、日本にはカワラナデシコを始め4種の在来種が有ります。 ナデシコは万葉集に最も多く登場する(30首近く?)草花で、古代から大変なじみ深い草花です。

山上憶良が、秋の七草として詠んだのはカワラナデシコの筈なので、何とかそれを見つけ出そうと探し回りました。

かつて見掛けた記憶をたどり、小川沿い、その周辺の草むら等丁寧にチェック、また草花栽培を趣味にしている人に聞いたりもしたのですが見つからず、やむなく添付写真の通りヨーロッパ種のナデシコ、それも花期のピークが過ぎてましたが、これで良しとしましょう。

 

これで、残るはフジバカマだけ、大きな門構えのお宅の庭先に大きなプランターに植わっているのが、フジバカマだと勝手に思い込んで、その前を通りすがる度に、花はまだかと覗き込んでいたのですが、いつまでも姿に変化が見れず。

昨日通りがかった時に、たまたま家人が草花の手入れをしてるのが見えたので、思い切って門扉を開けて訪問。

「このフジバカマは、いつ頃に花をつけますか?」、答えは無残「これは、フジバカマじゃありませんよ~」

僕は写真でこの草花を見ただけで、現物は今まで見た事がありませんでした。 フジバカマで完了と思ってたのに・・・・大誤算。

 

山仲春男

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