ジンチョウゲ

和 名 ジンチョウゲ
花言葉 栄光、不死、不滅、永遠
英語名 Winter daphne
別 名 瑞香(ズイコウ)、輪丁花(リンチョウゲ)
沈丁花(チンチョウゲ/ジンチョウゲ)
丁字草(チョウジグサ)、
千里香(センリコウ)
分 類 ジンチョウゲ科・ジンチョウゲ属
原産地 中国
花 色 白、ピンク
花 期 2~3月
メ モ 沈丁花は、中国南部からヒマラヤを原産とする常緑性の低木です。室町時代の中期頃に日本へと渡ってきました。2~3月にピンクや白の花を咲かせ、葉は先端が尖った楕円形をしています。

また、結実すると1cmほどの赤い実をつけますが、日本に生息しているのは雄株ばかりなので、果実をみることはできません。

名前の由来

沈丁花という名前は、香木の「沈香」のようなよい香りがし、クローブというスパイスで知られる「丁子(チョウジ)」に似た花をつけることに由来します。また属名の「Daphne」は、月桂樹のエピソードで知られるダフネというギリシア神話の女神にちなんでいます。

香りのよい花を咲かせることで知られている沈丁花ですが、実や木全体に毒を持っています。特に樹皮・樹液・根・果実の毒が強いとされ、食べてしまうと下痢や嘔吐、心臓障害が引き起こされます。また、樹液に触れると皮膚炎や水疱ができてしまいます。

その一方で、花を煎じた汁は歯痛や口内炎、喉の痛みを解消する民間薬として用いられます。

沈丁花の開花時期は2〜3月で、3月初頭に見頃を迎えます。枝の先端に、20個ほどの球状にまとまったかわいらしい花を咲かせます。花持ちがよく、10~20日ほど開花期が楽しめるのが特徴です。

また、キンモクセイ(金木犀)やクチナシ(梔子)とともに、三大香木として古くから親しまれてきたように、花が咲くとさわやかな甘い香りを放ちます。香水として利用されるほど特徴的な香りは、120種以上の香気成分で作られており、気分を落ち着かせる効果も。

ただ、茶道や生花の世界では、花の香りが強すぎるとして敬遠される場合もあるようです。

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