ヤブラン
和 名 | ヤブラン(藪蘭) | |
花言葉 | 謙虚、隠された心、忍耐 | |
英語名 | Summer muscari、Lily turf Big blue lily turf |
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別 名 | リリオペ、サマームスカリ 山菅(ヤマスゲ)、藪蘭(ヤブラン) |
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分 類 | キジカクシ科・ヤブラン属(リリオペ属) | |
原産地 | 日本、中国、台湾、朝鮮半島南部 | |
花 色 | 紫、白、ピンク | |
花 期 | 7~10月 | |
メ モ | ヤブランは、キジカクシ科ヤブラン属に分類される常緑性の多年草です。名前に「ラン」とついていますが、ラン科ではありません。属名の「Liriope」は、ギリシャ神話に登場する泉のニンフ(妖精)「リリオペ」の名にちなみます。
寒さや暑さに強く、日陰でも育つことから、古くから緑化や造園の材料に用いられてきました。 葉っぱはオリヅルランに似て細長く、長さ30~50cmほどの葉をいくつも伸ばします。秋が近づくと葉元から30cmくらいの茎を伸ばし、上部に直径4mmほどの淡紫色の小花をみっちりとつけます。 この花姿が、同じキジカクシ科のムスカリに似ていることから、「サマームスカリ」という別名がつきました。 また、根につく豆粒大の塊は、古くは滋養強壮や解熱に使われる「麦門冬」という漢方薬として利用されてきました。 |
昔、薬草の本で「麦門冬」が健康にいいというのを知り、漢方薬のお店でそれを買い、ホワイトリカーに漬けて「麦門冬酒」を作りました。
ですが、何年も眺めていただけでそれを飲む勇気はありませんでした。
野草でも何でも「実験その1」といって作るのですが、試してみるのは化粧水とヘアートニックだけです。
高麗人参も姿のままのものを2本買って、それを漬ける観賞用の特殊な保存容器も買い、高麗人参酒としてピアノの下に飾って?いました。
ある時、生徒が「先生、これ10年くらい前からあるけれど、いつ飲むの?」
「・・・ウウッ、まあ、観賞用みたいね。病気になったら飲むわね。」
その本物の高麗人参酒は、試し飲みではまずくてまだ利用法も知らなかったので、いつのまにか消えて(捨てて)その容器には、月桂樹の葉を詰め込んで、月桂葉酒を作っていました。
麦門冬酒も僅かな知識では、それをどのように利用していいのか分からず、残念な努力ばかりしていた頃のことが思い出されました。