今日の散歩道(271)~ナヨクサフジ(弱草藤)

長年に亘って、草姿が余りにも良く似ているので、カラスノエンドウだと混同して認識していました。

葉っぱと花穂が、フジに似ている事が、この名前の由来となって居ます。この植物は、マメ科ソラマメ属のツル性の多年草で、原産地はヨーロッパ、元は畜産飼料用として輸入されたもので、その種が流出して日本で帰化したものです。

日当りの良い草地や堤防などに群生し、草ツルは1メートル以上に伸びて、草刈り機で刈り払いしようとすると、回転刃に巻き付いて仕舞い作業停止、農作業する人には本当に迷惑な植物なのです。 花は紫色の濃淡があり、もう少し季節が進むと群生する姿は、紫色の波のように見えて、辺り一面を紫色に染めます。

ハナアブが吸蜜に集まる虫媒花で、河川敷などでは群生繁茂しているので、養蜂家にとっては、蜜蜂の蜜源として貴重なもので、蜜箱を置いて有効利用されているそうです。

山仲春男

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