今日の散歩道(225)~クリンセファラム

春の七草のひとつ、ゴギョウ(別名 ハハコグサ)と、そっくりな姿をした草花ですが、これは「クリンセファラム」です。

白銀の繊毛で茎葉が覆われ、茎先に黄色い粒状の花をつけた草姿が、両種余りにも似ているのが驚きです、大分類ではどちらもキク科ですが、その属が異なります。

クリンセファラム原産地はオーストラリア、ポンポン状の黄色い花は、開花後に時間の経過ととともに色が濃く成り、その姿の愛らしさもあり人気を呼んでいます。 花の形がボタンに似ている事から、愛称でイエローボタンとも呼ばれます。

原産地のオーストラリアでは、乾燥地に自生する植物なので、乾燥土壌を好み、水はけのよい花壇やロックガーデンで栽培されています。 暑さにも寒さにも強く、この時期から咲き始め初夏の頃まで花をつけ、白銀の葉茎と共にドライフラワーとして楽しむ人もいるとか。

オーストラリアでは、ヒメアカタテハ蝶幼虫の食草としても知られていると聞きます。

山仲春男

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