今日の散歩道(196)~ヤツデ

今朝は放射冷却で厳しい冷え込みでしたが、その後は季節外れの気温上昇で春の陽気が数日続くとの予報、青空を背景にヤツデが地味な花を咲かせています。 晩秋以降に、この様に茎の先端に纏まった白い花を咲かせます。

他の花が少ないこの時期に開花し、蜜の香で昆虫を呼び寄せて受粉する虫媒花で、このあと春には黒く結実します。

ヤツデは東北地方南部以南で、主に太平洋側の森林の木陰に自生する日本の固有種、ウコギ科の常緑低木で、古来から魔除けの意味で植えられる事が多かったのですが、管理が簡単なので庭木として植えられているのを、よく目にします。

「八つ手→やつで」と名前がついていますが、「八つ」は数が多いと言う意味で、実際に数えてみると、葉は8でなく7~11の奇数の裂状になっています。 お宅の庭に植わっているなら、試しに数えてみて下さい。

山仲春男

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