今日の散歩道(56)~ハンゲショウ(半夏生)~

ハンゲショウは夏至のこの時期が見頃になります。

分類上はドクダミの仲間で、一昔前は全国の水辺や湿地に繁茂していたのですが、開発が進んだ現在は地域によっては、ハンゲショウは、絶滅危惧種に指定されています。

地味で小さな花が多数集まる花穂の周辺の葉が白く成っているのは、昆虫を誘い、昆虫に花粉の受け渡しをさせる為で、花の時期が終わると白色化した葉っぱは緑色に戻ります。

我が家の周辺で唯一見れたこの場所は、昔の大庄屋の屋敷で、長い塀と掘割に囲まれた茅葺の住居でしたが、一気に更地にされ、時代を経た植木も掘り去ってしまいました。

工事の関係で掘割の水を抜いて乾燥した為か、例年より白化部分が少なく成ってます。

私の独断的な推測ですが、相続問題が絡んで更地にしてしまったと思います。

山仲春男

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