尾瀬の水芭蕉~旅と花
尾瀬国立公園は福島/新潟/群馬/栃木の4県に拡がり、2000メートル級の山々に囲まれた盆地状の湿原は尾瀬ヶ原と呼ばれる超人気の地です。環境保護の為に車の乗り入れが禁止されていて、解禁日に合わせて片品村から入山口の鳩待峠までバスの運行が始まります。
尾瀬ヶ原の湿原内は植物保護の為に、木道が伸び、澄んだ空気に包まれ、野鳥の鳴き声が飛び交いまさに静寂の別世界が広がっています。尾瀬ヶ原は残雪の状況で、年によって解禁日が変わり、今年は融雪が早く4月25日から運行開始。
今年は再訪を計画していたのですが、あいにくのコロナ非常事態宣言、現地の注意書きに「各自治体のコロナ規制を遵守」との事、大阪府は全国で感染者が突出してる現状を踏まえ、流石に大阪ナンバー車での乗り入れはまずく、断腸の思いで計画を中止、代わりに先年訪問時の写真を眺めています。
水芭蕉は咲き始めが綺麗で、葉が出始めると優美な感じが無くなるので、解禁直後の景観が最高です、奥地の一部で黒いザゼンソウの姿も見れました。この2週間後ぐらいには、木々や草が一斉に芽吹いて緑一色の草原に変わります。
山仲春男