アンズ
和 名 | アンズ(杏子/ 杏) | |
花言葉 | 乙女のはにかみ、臆病な愛、疑い、疑惑 | |
英語名 | Apricot | |
別 名 | 唐桃(カラモモ)、アプリコット | |
分 類 | バラ科・サクラ属 | |
原産地 | ヒマラヤ西部~フェルガナ盆地 | |
花 色 | ピンク、白 | |
花 期 | 3月~4月 | |
メ モ | アンズ(杏)は、バラ科の落葉小高木で、ヒマラヤ西部からフェルガナ盆地にかけての地域を原産とします。ウメと似ていますが、ウメと比べると樹形は桜のように直立で、樹皮には縦の筋が入ることや、また萼片(がくへん)が反り返るため区別することができます。ウメと同じく花びらは5枚で、花びらの形は丸いです。アンズ(杏)の結実は6月ころで、直径3cmくらいの種が中心にあるオレンジ色の実をつけます。果実は生食もできますが、実が柔らかく傷みやすいため、ジャムやシロップなどの加工品としての利用も多い果物です。アンズ(杏)の種の中身は仁といい、中国料理でおなじみ「杏仁豆腐」の原料として古くから利用されています。
中国では「杏」は木を「子」は実を指します。漢名の「杏子」の唐音から「あんず」と呼ばれるようになりました。 薬 アンズの果実から取り出した種子は、生薬名で杏仁(きょうにん)といい、鎮咳、去痰、嘔吐に用いるほか、麻黄湯、麻杏甘石湯、杏蘇散などの漢方処方に用いられます。 食用 アンズの収穫期は6月~7月ごろで、果実は生食のほか、あんず飴、ジャム、シロップ漬け、ドライフルーツ、杏仁豆腐などに利用されます。 お酒では、ワインやアーモンドのような香りのリキュール(アマレット)にも使用されています。 |