有用植物利用法(8)~ドクダミ~

名前 ドクダミ
別名 十薬(じゅうやく)
収穫期 初夏
栄養素 デカノイルアセトアルデヒド:生の葉に含まれる悪臭で抗菌性を持つ。

クエルチトリン:葉や茎に含有
イソクエルチトリン:花穂に含有
酵素の含有率は野草の中でもトップクラス。

効能 *解毒作用・健胃作用・整腸作用、糖尿病・動脈硬化の予防、脳卒中の後遺症・高血圧・便秘・蓄膿症・急性の湿疹・イボ・痔症・美顔作用・ニキビ・色黒の改善・アトピー性皮膚炎・おでき・タムシ・水虫・カイセン・虫さされ・・・

*成人病の予防と治療:クエルチトリン、イソクエルチトリンからなる黄色植物色素の基本物質であるフラボン系成分が、血管、特に毛細血管が弱くなるのを防いだり、強化する作用を持っているため、上記成人病の予防と治療に効果があるとされている。

*老化防止:血管壁を強化し、毛細血管が弱くなるのを防ぐので血液の流れがよくなり、老化防止に役立つとされている。

*ドクダミ茶飲用による体質改善。

生育地 日本(本州以南):生命力が非常に旺盛なため、山野や荒地どこにでも生える。(日陰の湿った場所を好む。原爆後の広島に一番最初に生えた草がこのドクダミであったそうである。)

東南アジアでは生でサラダで食べる。

花 色
利用法 *料理:若芽や葉を食用にする。(よくゆでてから充分・・・半日くらい水にさらしてから、おひたしや和え物、てんぷらにする。)

*お茶:花が咲き切らないうちに採取する。干すことにより臭いはなくなる。動脈硬化の予防・急性腎炎・化膿性関節炎・高血圧(ドクダミにスイカズラや山帰来を加えると効果的である)。

*どくだみ酒:野草酒は野草茶を併用することで血液の浄化などの効能がさらに強化される。化粧水・ヘアートニックとして、また抗炎症作用や制菌作用があるので、ニキビ・吹き出もの・水虫・切り傷・虫さされにも効果がある。

メ モ ドクダミ酒・枇杷葉酒・ドクダミ茶等、野草酒と野草茶の作り方は7月30日に改めて投稿いたします。

ソフィア

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