マムシグサの怖い生存戦略

元旦に「植物に学ぶ生存戦略」というTV番組をみました。そこには驚きの事実がありました。
マムシグサには雄花と雌花があります。おなじ花の中では種を作ることはできません。どちらの花もターゲットとなる虫の大好きな、腐った肉のような匂いを放ってハエをおびき寄せます。

ターゲットの虫はキノコバエです。ハエはマムシグサの匂いにおびき寄せられ雄花の中へ入っていきます。花の中は筒状になっており、下の方へと滑り落ちていきます。筒の底には花粉がたっぷりと着いたおしべがあります。滑り落ちたハエは狭くて飛べません。脱出しようと壁を昇ろうとしますが、つるつるしていて登ることができません。もがいている間にハエの身体は花粉まみれになります。

そのうちふと穴が開いているのを見つけハエは命からがら脱出に成功します。次に、キノコバエは同じ匂いに誘導され、今度は雌花の中へ入っていきます。また下の方へ滑り落ち、再び上に登ることができず、もがいているうちに体に着いたおしべが、雌花のめしべに着きます。

マムシグサはこうして受粉します。雌花には雄花のような穴がなく完全な密閉空間となっています。ハエはそこで命を落とします。マムシグサはキノコバエの命を奪って自らの命を繋いでいるのです。

名前 マムシグサ
大きさ 高さ30~50cm
仲間 カラスビシャク、コンニャク
生息地 日本(北海道~九州)

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