オレガノ
学 名 | Origanum vulgare | |
和 名 | ハナハッカ | |
分 類 | シソ科ハナハッカ属 | |
種 類 | 多年草 | |
草 丈 | 50~90㎝ | |
原産地 | ヨーロッパ、中央アジア | |
メ モ | 属名のOriganumはギリシャ語で「山の喜び」を意味する。マジョラムの近縁種であり、別名ワイルド・マジョラムとも呼ばれる。
大半は地中海気候で育ち、米国北東部に自生する。高さは50cmから90cm。茎は柔らかく枝分かれしていてかつ毛深い。葉は概ね卵形で、表面が滑らかなものと毛が生えたものに分かれる。 夏から秋にかけて、白、赤紫色の花を咲かせる。花色は多くの品種ではピンクだが、一部の品種では白色。生育には、やや乾燥気味の気候が適する。園芸植物としても好まれる。 ハナハッカ属の中では最も認知度の高い種で、精油の成分の一つにカルバクロールという化合物があり、樟脳に似た特有の香りを発する。植物そのものよりも発する香りをオレガノと呼称することが多い。 オレガノを材料とした茶は消化の促進を助けると考えられ、古くは薬屋の棚に陳列されていることも多かった。 生葉よりも乾燥させたほうが香りが立ち、トマトやチーズと相性が良い。主にイタリア料理、メキシコ料理などで使われる。俗にピザスパイスと呼ばれるものはオレガノが主成分であることが多い。花はポプリの材料として利用される。 また、薬用として駆風薬、頭痛薬として利用される他、消化促進、呼吸器系、歯痛や毒グモに噛まれた時の解毒薬、治療薬として用いられた。しかし、現在は薬用として用いられる事はほとんどない。 |