万葉の花々(18)~すみれ(スミレ)~
*万葉の花~すみれ~ 春の野に すみれ摘みにと 来(こ)し我そ 野をなつかしみ 一夜(ひとよ)寝にける 山部赤人(やまべのあかひと) 巻八 一四二四 現代語訳:「すみれを摘もうと春 […]
万葉の花々(17)~かたかご(堅香子:カタクリ)~
もののふの 八十娘子(やそをとめ)らが 汲(く)みまがふ 寺井(てらゐ)の上(うへ)の堅香子(かたかご)の花 大伴家持(おほとものやかもち) 巻十九 四一四三 現代語訳:「泉のほとりは大勢集まった水汲みの乙女たちで賑 […]
万葉の花々(16)~しの(メダケ・細竹・小竹)~
池の辺の 小槻(をつき)が下(もと)の 篠(しの)な刈りそね それをだに 君が形見に 見つつ偲(しの)はむ (巻七、一二七六) 現代語訳:「池のほとりの槻(つき:けやき)の木の下の篠は刈らないでください。せめ […]
万葉の花々(15)~ささ(クマザサ・熊笹・隈笹・小竹・佐佐)~
笹の葉に はだれ降り覆ひ 消なばかも 忘れむと言へば まして思ほゆ (巻十 二三三七) 現代語訳:「笹の葉に薄雪が降って覆いかぶさり、やがて雪が消え去るように、私も消え去って(死んで)しまったならば、あな […]
万葉の花々(14)~さきくさ(笹百合)2~
ササユリ(笹百合)は山地の草原に自生しているユリの品種の一つで、日本固有種でもあります。葉の形が笹の葉に似ていることからササユリ(笹百合)と呼ばれるようになりました。主に本州中部地方から四国、九州地方にかけて分布し、関東 […]
万葉の花々(13)~さきくさ(みつまた)1~
万葉歌人・柿本人麻呂が詠んだ和歌 春されば まず三枝さきくさの 幸さきくあれば 後にも逢む な恋ひそ吾妹 (『万葉集』10巻-1895) 現代語訳:春になればまず咲き出す「サキ」クサのように「幸 〔さき〕」く〔つつが無く […]
万葉の花々(12)~うのはな(ウツギ)~
《万葉歌》 卯の花も いまだ咲かねば ほととぎす 佐保の山辺に 来(き)鳴きとよもす 大伴の家持(巻八ー一四七七) (現代語訳:卯の花もまだ咲かないのに、時鳥(ほととぎす)が佐保の山辺にやって来て鳴きたてています […]
万葉の花々(11)~思ひ草(おもひぐさ:ナンバンギセル~)
(万葉集) 道の辺の 尾花が下の 思ひ草 今更々に 何か思はむ (巻十 二二七〇) (読み:みちのへの おばながしたの おもひぐさ いまさらさらに なにかおもはむ) 現代語意味:今更何を […]
万葉の花々10~梅~
万葉の花々10《梅》 *「春されば まづ咲くやどの 梅の花 ひとり見つつや 春日暮はるひくらさむ」 ~山上憶良やまのうえのおくら~ 現代訳「春が来れば一番に咲く庭の梅の花を […]
万葉の花々4《 秋の七草・あさがほ (桔梗:ききょう)》
万葉集に登場する「朝顔(あさがほ)」は、私たちが良く知っているあのヒルガオ科のあさがおとは違います。当時は、朝に咲くきれいな花を「朝顔(あさがほ)」と呼んだようです。桔梗(ききょう)、木槿(むくげ)などとする説があります […]