今日の散歩道(194)~ローズマリー

葉を落とした庭で、それまで存在感が薄く目立たなかったローズマリーが、寒気に晒され小さな花を沢山付けています。

和名で「マンネンロウ」と呼ばれるこの植物は、地中海沿岸地域を原産とするシソ科の常緑低木で、紀元前から肉料理の香りづけから化粧品まで、幅広く利用されてきたハーブです。

葉っぱには爽快感のある強い香りがあり、自然に発散する香りには虫除け効果もあります。 またポリフェノール由来の成分が含まれ活性酸素を除去するので「若返りのハーブ」とも、言われてます。

湿気には弱いものの、暑さ寒さに強く、栽培が簡単なので生垣の一部に植えているお宅が多く、目にする機会の多い身近で人気のハーブです。 兵庫県内陸部の加西市で、昨秋公開が始まった旧陸軍の鶉野飛行場跡地(複製された航空機の紫電改や格納庫、滑走路の一部が昔の姿で残存)を見学した際に、その周辺道路の中央分離帯には数百メートルに亘って、角形に剪定されたローズマリーが整然と植わっていて、見事な景観でした。

山仲春男

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