今日の散歩道(120)~タマスダレ

南西諸島に停滞しながら大型台風に勢力を強めていた台風11号、被害が心配されていたものの、昨日の昼前後の強風だけで雨も降らず駆け足で通り抜けてくれ、被害も出ずホッとしてます。

空気が一気に爽やかになり、気持ち良く恒例の買い物を兼ねての散策途上の草むらで野生化したタマスダレの花を見つけました。 この植物は南米原産のヒガンバナ科で、日本には明治期に移入されたもので、花壇の縁取りに植えられています。 球根植物なので通常は分球で増えますが、まれに種を作り、こぼれ種で半野生化して、意外な場所で育っています。 8月末から9月に掛けて、まとまった雨が降った後、思いもしない各所で一斉に花茎を伸ばして開花するので、別名でレインリリーとも呼ばれる事もあります。

和名の由来は、白い花を「玉」に、茎が集まって伸びている姿を「スダレ」に、例えたものの様です。

煩かったセミの鳴き声が消え、このタマスダレが姿を現し始めると、毎年の事ながら季節の変わりを実感します。

山仲春男

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