今日の散歩道(14)~夕化粧~
雨は上がったものの、黒っぽい雲が立ち込めて、ムシムシする陽気です。
今日も、またまた帰化植物(ユウゲショウ)の登場です、アスファルト舗装の割れ目で頑張って花を咲かせていました。
アカバナ科のこの植物は、元々は熱帯アメリカの原産ですが、明治期に観賞用として移入され、関東以西で野生化しています。道端や空き地で見かけますが、太い根っこがシッカリ地面にくいこんでいて、引き抜こうとすると地上部で千切れてしまい、其の根茎から、また芽生えて来るのです。
根茎を全て取り除く事は難しく、一旦繁殖してしまうと厄介な存在です。
夕方近くに開花するのが和名の由来とかで「夕方、化粧した様に咲く花」と、風情のある名前ですが,実際には昼間から咲いています。名付け親は、よほど「風雅の心得」が有った人なのでしょう、私の様な凡人には、この花を見てもその様なイメージは浮かんできません。
山仲春男