今日の散歩道(99)~キバナコスモス~
炎暑のもと、ムクムクと盛り上がる入道雲を眺めながら、本の借り換えの為に図書館へ。
途中の小川沿いに、こぼれ種から育ったと思われるキバナコスモスが鮮やかな黄色の花をつけていました。
メキシコ原産のこの花は、日本を含め世界中の温帯地域で栽培され、土壌が痩せた地を好み繁殖力も旺盛、こぼれ種で各地で野生化しているようです。 この為に在来植物の生育場所を奪う事も有って、特定外来植物に指定されています。
日本には観賞用として大正時代に移入され、夏の花壇を彩る定番の植物で、普通のコスモスよりも暑さに強いので、夏から晩秋まで長く咲き続けます。
キバナコスモスは、分類上は同じ属ながら、一般に知られるコスモスとは花の形状がにていますが、品種が違う植物でコスモスとは交配しません、花の色が黄色やオレンジ色しかない事から「キバナコスモス」と呼ばれています。
山仲春男