今日の散歩道(86)~ツユクサ~

建物の日陰になってる道端で、久し振りにツユクサを目にしました。

子供の頃のイメージでは、もう少し大きな花弁だった様な気がしてたのですが、この青い花は夏場に咲く一日花で、朝に咲き、昼過ぎには萎んでしまう短命花です。

朝露が乾かぬうちに萎むのが「露草」の、和名の由来の一つと言われ、万葉集にも度々詠まれ、古来から日本人に身近な植物として親しまれて来ました。

日本全土を含む、東アジア原産の植物で湿り気の多い日陰の場所に、地を這うように横に繁殖しています。

だいぶ前に、この青い花弁から抽出した色素で、友禅染の下絵描きに使われているのを聞いた記憶があります。

山仲春男

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