今日の散歩道(60)~トウネズミモチ~
今日早くも関東・東海・九州南部で梅雨明け宣言、統計史上で最短且つ最速とか、この様子では夏場の水不足が大きな問題として出て来る事は確実で、先行きが懸念されます。
強い陽射しの元で、公園や路側帯等に植栽されている樹々の先端に黄白色の花が、びっしり着いているのが、アチコチで視界に入って来るかと思います、それらは殆どが,トウネズミモチです。
これは中国から、明治期に入ってきたもので、冬に稔る実を、鳥が食べて糞で放出したのが繁茂した外来生物、モクセイ科の常緑樹で、東北以南に広く分布しています。一部地域では増えすぎて除去対象に指定。。。
名称の「ネズミモチ」の由来については、実がネズミの糞に似ている、葉っぱがモチノキに似ているからとの事。
中国では、実を干したものを、強心や利尿作用に効能あるとして漢方薬に使われているそうです。
黒い実を、そのまま口に含んでも問題ありませんが、美味しいものでは無いと聞いてます。
山仲春男